2005-02-25 第162回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
自然保護運動の高まりの中で、都市近郊にありながらもそののどかな環境が着目され、一時期、万博反対運動の象徴として取り上げられ、トラスト運動が展開されたこともありますけれども、実際には、この地は、燃料のまきを切り出した関係で、戦前戦後期の荒廃したはげ山に地元の人たちが植林をし、手を入れながら今日まで育ててきた自然でありまして、それゆえ、里山そのものの文化がここに息づいていたものであります。
自然保護運動の高まりの中で、都市近郊にありながらもそののどかな環境が着目され、一時期、万博反対運動の象徴として取り上げられ、トラスト運動が展開されたこともありますけれども、実際には、この地は、燃料のまきを切り出した関係で、戦前戦後期の荒廃したはげ山に地元の人たちが植林をし、手を入れながら今日まで育ててきた自然でありまして、それゆえ、里山そのものの文化がここに息づいていたものであります。
しかし何といっても私がつくづく感ずるのは、日本では里山の牧草の畑ではないが、里山そのものを牧畜化するということを本気にやらないと、日本の酪農はほんとうの農業経営と結びついていかない。特に今度大臣の言われるようなああいうアイデアには、結果としてはなっていかないというふうに私は思うのです。